2017年05月24日

2017年05月24日(水) 国立新美術館  ミュシャ展

ミュシャの絵画は以前東京都美術館で開催された女優サラ・ベルナール主演によるルネサンス座の舞台「ジスモンダ」のポスターや頭上に花飾りや星の光輪のある美しい女性の姿を描いた《4つの花》(1897年)や《四芸術》(1898年)を観たことがある。

今回の展覧会は50歳で故郷に戻り、晩年の約16年間を捧げた画家渾身の作品《スラヴ叙事詩》(1912-1926年)で、およそ縦6メートル、横8メートルにも及ぶ巨大なカンヴァスに描かれた20点の油彩画は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を描いた壮大なスペクタクルである。この作品がチェコ国外では世界で初めて、全20点まとめて公開されているというので観に行った。観客が多くチケットを購入するのに10分、入場するのに約20分かかり、中は満員電車並みで絵画を鑑賞する雰囲気でも状況でもなかった。

グッズ売場のShopも大混雑でレジでの支払いまでに40分は待たなければならない状態であった。


posted by アンリ・シバ at 22:40| 近郊散歩

2017年05月21日

2017年05月20日 調布市グリーンホール               調布市青少年吹奏楽団 第57回定期演奏会


                         指揮 小倉利文
                            森安 亮
第1部
     アルセナール        J.ヴァン=デル・ロースト
     吹奏楽のための民話          J.A.コーディル
     ダイヤモンド・ヴァリエーションズ   R.ジェイガー
     吹奏楽のための第一組曲        G.ホルスト

第2部
     ウエスト・サイド・ストーリー・セレクション    L.バーンスタイン
     キャンディード序曲 L.バーンスタイン
     トレドの剣    T.シャープ
     アフリカの儀式と歌 宗教的典礼 R.W.スミス

その他




posted by アンリ・シバ at 11:07| 近郊散歩

2017年05月19日

2017年05月18日(木)三井記念美術館                   奈良 西大寺展 〈 叡尊と一門の名宝 〉

西大寺は、奈良時代の後期に、太師(太政大臣)藤原仲麻呂(藤原恵美押勝)の反乱を鎮圧するため、女帝孝謙上皇(後に称徳天皇)によって発願され、平城京の東大寺に相対する位置に建立された西の大寺です。平安時代には疲弊しますが、鎌倉時代の中頃に叡尊(えいそん)(興正菩薩(こうしょうぼさつ))という高僧が、密教と戒律を柱とする宗教活動さらには社会事業を広く展開して、その一門は大きく発展しました。西大寺は大茶盛有名で、毎年1・4・10月に行われる。直径30センチ以上、重さ6〜7キロの大茶碗と長さ35センチの茶筅でお茶を立て、参拝客にふるまわれる。叡尊が西大寺の鎮守八幡宮に茶を奉納し、お下がりの茶を参詣人にふるまったのが起源とされる。大茶碗と茶筅の一つが本展にも展示されている。本展覧会は、西大寺創建1250年を記念する展覧会です。

posted by アンリ・シバ at 17:22| 近郊散歩

2017年05月15日

今年最初のアカイヌ山荘【 2017/05 / 07 〜 05 / 10 】

暖かくなったからそろそろ山荘に行ってみるか、と思うと今年の春は急に寒気が入ってきて山荘の辺りでは朝晩は氷点下になる日々が何回かあった。ゴールデンウィークは全国的に良い天気で気温も上がってきた。もう氷点下になることは無いだろうと思い出掛けることにした。昨年は自分で水抜きをしなく、車のバッテリーもそのままにしていたのでどうなっているか心配であった。水抜きと通水は管理事務所に依頼していたので水回りは大丈夫であった。しかし洗濯機へのホースの取り付けがしっかりしていなかったので洗濯時にホースがはずれ床が水浸しになった。車のバッテリーは予想していた通り上がっていてエンジンがかからなかった。早速、保険会社のロードサービスに依頼しエンジン始動をお願いした。

山荘の庭の様子はまだ春とは言えない状態で、コナラは小さい葉が出たばかりで色はうすい白みがかった緑である。アジサイは葉の芽が出た程度で、サルスベリとライラックにいたっては冬枯れのままであった。ユキヤナギ、チューリップ、スイセン、ムスカリが咲いていたが他家の庭を見てもユキヤナギが一番勢いよく咲いていた。いつもは蕗が庭一面に生えているが今年は小さいものが少しある程度であった。これから日一日と植物が育つのでこれからが楽しみである。

まわりの山々については、天気が良かったので青空の下に残雪を輝かせて美しかった。特急「あずさ」が笹子トンネルを抜け甲府盆地に入ると、左手前方に南アルプスの主峰北岳から南につづく、間ノ岳、農鳥岳一帯の南アルプス連峰は白く雪をかむっていた。韮崎を過ぎると白根三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)は春雪に覆われた鳳凰三山(地蔵岳・観音岳、薬師岳)の陰になり見えないが、代って甲斐駒ケ岳が間近に男性的な姿を現わしてくる。頂上に向かって伸びる稜線と谷筋に沿って残る雪が、へばりつくように白く、ゴツゴツと荒々しい北壁にかけてまだ冬のままの厳しさを伝えているようだった。右側前方には八ヶ岳の峰が迫ってくるが、赤岳と権現岳には残雪があるが編笠山、三ツ頭は雪はなく頂上が丸くなっているので優しい雰囲気を感ずる。

posted by アンリ・シバ at 00:14| アカイヌ山荘便り