2019年03月27日

2019年03月27日(水) サントリー美術館  河鍋暁斎展

サントリー美術館のHPによる解説
河鍋暁斎(かわなべきょうさい・1831〜89)は天保2年(1831)、下総国古河(現・茨城県古河市)に生まれました。数え2歳のときに家族とともに江戸に出て、7歳で浮世絵師・歌川国芳のもとで絵を学び始めます。その後、駿河台狩野派の前村洞和(?〜1841)や、洞和の師・狩野洞白陳信(?〜1851)に入門し、独立後は「狂斎」と号し、戯画などで人気を博しました。そして、明治3年(1870)40歳のとき、書画会で描いた作品が貴顕を嘲弄したなどとして投獄され、以後、号を「暁斎」と改めました。
この筆禍事件や明治政府を茶化したような風刺画によって、暁斎は「反骨の人」というイメージで語られるようになります。もちろん、38歳で明治維新を迎えた暁斎が、当時の江戸っ子たちと同様、新しい政府や急速な近代化に対して複雑な思いを抱いていたことは想像に難くありません。しかし、これらの行動の根底にあったのは政府に対する強い反発ではなく、あくまでも、慣れ親しんだ江戸文化への思慕であったと考えられます。
江戸幕府の終焉とともに狩野派は衰退していきますが、暁斎は生涯、狩野派絵師としての自負を持ち続けました。暁斎の高い絵画技術と画題に対する深い理解は、日々の修練と古画の学習を画業の基礎とした狩野派の精神に支えられたものでした。たとえば、晩年に日課として制作していた観音図や、先人たちの作品を丹念に写した縮図などからは、作品と真摯に向かい合った暁斎の姿がうかがえます。
本展では「狩野派絵師」としての活動と「古画学習」を大きな軸としながら、幕末・明治の動乱期に独自の道を切り開いた暁斎の足跡を展望します。




posted by アンリ・シバ at 19:22| 近郊散歩

2019年03月12日

2019年03月11日(月) テアトル新宿 映画「盆 唄」

「盆唄」の映画情報よりの解説
2015年。東日本大震災から4年経過した後も、福島県双葉町の人々は散り散りに避難先での生活を送り、先祖代々守り続けていた伝統「盆唄」存続の危機にひそかに胸を痛めていた。そんな中、100年以上前に福島からハワイに移住した人々が伝えた盆踊りがフクシマオンドとなって、今も日系人に愛され熱狂的に踊られていることを知る。
双葉の人々はハワイ・マウイ島へ向い、自分たちの伝統を絶やすことなく後世に伝えられるのではという、新たな希望と共に奮闘が始まった。
やがて故郷と共にあった盆唄が、故郷を離れて生きる人々のルーツを明らかにしていく。
盆踊りとは、移民とは。そして唄とは何かを探し求める200年を超える物語―。
福島県双葉町の人々の力強い姿、太鼓・踊り・そして唄が満載の希望あふれるドキュメンタリーとなっています

監督:中江裕司  
撮影監督:平林聡一郎
編集:宮島竜治、菊池智美
エグゼクティブプロデューサー:岡部憲治
プロデューサー:堀内史子
アソシエイトプロデューサー:岩根愛
アニメーション:池亜佐美
音楽:田中拓人
音楽プロデューサー:佐々木次彦
製作:テレコムスタッフ

出演:福島県双葉町の皆さん、マウイ太鼓ほか
声の出演(アニメ―ション):余貴美子、柄本明、村上淳、和田聰宏、桜庭梨那、小柴亮太


posted by アンリ・シバ at 09:44| 近郊散歩

2019年03月09日

2019年03月09日(土) 新宿バルト9 映画「ねことじいちゃん」

とある小さな島で暮らす70歳の元教師・大吉と彼の飼い猫タマ(10歳オス)の暮らしを描いた物語である。
ネコ島・アートの島として知られている知多湾にある佐久島をロケ地として撮影した人間同士・ネコ同士・人間とネコとの関わりを描いた映画である。

監督 岩合光昭
配役  大吉(立川志の輔) よしえ(田中裕子) 美智子(柴咲コウ) 若村健太郎(柄本佑)
    サチ(銀粉蝶) 剛(山中崇) 内村聡(葉山奨之) 厳(小林薫)
    タマ(ベーコン)

posted by アンリ・シバ at 16:42| 近郊散歩